日曜日が晴れたのは久しぶりのような気がして、FX500とMP3プレーヤをポケットに入れて鎌倉西南部を散策することにした。コースは極楽寺-成就院-長谷寺(長谷観音)-高徳院(鎌倉大仏)。午後からぶらっと回れるような、歩いて3kmもない範囲である。観光ポイントなどはガイドブックや専門のWebサイトにお任せするとして、ここではFX500のことを書いていくこととしたい。(画像クリックで拡大。Exifファイルは残してあります)

長谷寺(長谷観音)換算44mm f4.3 1/400秒 ISO100 リサイズ(Vix)
画質は妥協の範囲だろう。ズーム範囲も必要十分である。また、日頃撮影に一眼を持ち歩いている身には、この軽さは快適だ。ただ管理人が唯一このFX500に持つ不満とは、「カメラがしっかり構えられない」ことだ。

長谷寺 換算26mm f2.8 1/60秒 ISO100 リサイズ(Vix)
光学ファインダーがないということは、当然液晶画面を見なければ構図が決められない。液晶を見るということは必然的にカメラは顔から離れる。そうすると安定してカメラを構えることができない、というジレンマに陥る。手ブレ補正はもちろん装備されているが、どうにも精神上安定を欠くのは管理人が古い感性の持ち主だからなのだろうか。

長谷寺 換算25mm f2.8 1/8秒 ISO800 リサイズ(Vix)
とはいえ、このカメラは暗いところの撮影が得意のようだ。1/8秒ノーフラッシュでの撮影が上の画像だが、雰囲気は出ている。おそらく30DにA16を付けて17mm(換算27mm)・1/8秒で撮影しても管理人の腕ではこれ以上にブレるだろう。

高徳院の桜 換算86mm f5.5 1/125秒 ISO100 リサイズ(Vix)
こういうシーンでは若干青かぶりが発生する。RAWではないので厳密にホワイトバランスを調整することは無理だが、トーンカーブを多少いじればもう少しマシにはできるだろう。

長谷寺 換算47mm f4.3 1/40秒 ISO100 リサイズ(Vix)
一眼のアスペクト比3:2に対し、コンパクトデジタルは通常4:3だが、管理人はこのアスペクト比も好きである。フィルム時代に使っていたセミ版(6x4.5)と同じだからだ。また、使用モニタが未だにCRTなので、4:3だと画面いっぱいに拡大できるというのも利点の一つかもしれない。

江ノ電(長谷駅) 換算47mm f4.3 1/200秒 ISO160 リサイズ(Vix)
江ノ電初のVVVF制御車である2代目500形
中小私鉄の中でおそらくは最も業績の良いであろう鉄道線である江ノ電。車体(車両限界)は小さいもののれっきとした1067mm軌間をもつ地方鉄道線である(ただし直流600V)。観光地と高級住宅街という2つの顔を持つ鎌倉を地盤とすることから、特に休日の乗車率が高いのが特徴だ。専用軌道部分も軒先や生垣を文字通りかすめていく(季節によっては当たるんじゃないだろうか)運行もオドロキだが、管理人が一番びっくりしたのはポイントだ。進行側が閉じているとしか思えないポイントを何のためらいもなく進んでいく。

江ノ島駅 換算125mm f5.9 1/50秒 ISO400 リサイズ(Vix)
見えるポイントは明らかに向こうから来る車両に対して開いている
タネを明かせば「発条転轍機(スプリングポイント)」と呼ばれるもので、要は出発側の列車は無理矢理車輪がポイントをこじ開けて通るようになっているということだ。駅に進入してくる列車は必ず交換側の線路に入ってくるので、フェールセーフの機能もあるといえるのだろう。
おまけ。どう見ても観光客が入るような造りではない(失礼)地元民のための店を探して食べたものがこれ。酸辣湯麺850円。特筆するほど旨いというわけではないが、何となくほっとする暖かい味。もう少し辛ければ言うことなし。誰にもお勧めはしないが、個人的には再訪もありか、と考えている店だ。
話が大幅に脱線したが、このFX500は撮影旅行ではない単なる旅行であればこれだけでいいか、と思わせる性能だ。既に後継機も出てしまっているが、荷物を減らしたいときには重宝する1台となりそうだ。
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